トーナメントで勝つ為に大事なコト。【第1回】集中力

こんにちは、齋藤友晴です。
ChannelFireballでの記事も、これで3本目になります。

僕は、ここで何を書けば良いのかをよく迷います。
成績が良かった時、レポートを書くのは自分の中ではアリ。勝った時のレポートのほうが、読みたい人が多いと思うから。
マジックの素晴らしさを伝えるような記事もアリ。それは書き手の僕が本当に伝えたい事だから。
そして、種目に沿った攻略記事も本来ならアリだと思います。
しかし、今の僕には英語で記事を書く能力がありません。日本語の記事を書く事ですら、まだまだ能力が低いです。
その為、翻訳していただく時間がある都合上、旬なテーマについての攻略記事は書くべきではないと考えています。
自分の英語能力を上達させて、そういう記事を書けるようになりたい。
でも、それはそれとして、今の自分が喜ばれるにはどんな記事を書けば良いかを考えました。
そして、その答えは色褪せない、見るタイミングにとらわれないような攻略記事を書く事でした。

僕は以前日本で、「トーナメントで勝つ為に大事な事」というコラムを自身のブログ内で書いていた事があります。
不定期連載として始めたのですが、段々と時間が取れなくなってしまい、結局3つのテーマについてしか書けませんでした。
しかし、それは間違いなく僕が自ら進んで書きたい内容だったし、
今求めている見るタイミングにとらわれないような記事なので、ここで、また最初から始める事にしました。
したがって、第3回までは以前書いたもののパワーアップ版となります。
日本人の皆さんにとっては、最初の3回は見た事がある内容の記事かもしれません、ごめんなさい。

この連載のテーマは、
ありとあらゆる、トーナメントで勝つ為に大事な事を書いていく事です。
内容の重要度はその時その時違いますが、全ては僕が、勝つ為には大事だと考えている事です。
対象とするのは、トーナメントで勝ちたいと思っているプレーヤー全員。宜しくお願いします。

第1回 集中力

どんなに強いデッキを使っても、どんなにプレイングについて理解していても、
その力を充分に発揮できなければトーナメントで勝つのは難しいでしょう。
100%の力を出す為には、集中力が大事です。

正直、「集中力」は、個人差があるものです。
そして、ほんのひと握りですが、あらかじめとても高い集中力を持っている人がいるように感じます。
ですが、ほとんどの人はもともと充分な集中力を持っているわけではありません。
どこで差が出るのかと言えば、どれだけ集中力を鍛える事が出来るか、
集中力切れに対しての対策ができているかというところだと思います。
自分のデッキパワーを高める事や、苦手なデッキを対策する事ととてもよく似ています。

集中力を高めるトレーニング

僕が特に有効だと思うのは、本番だと思って練習する時間をつくる事です。
もし、課題が集中力を高める事だけなら常に本番だと思ってプレイしたほうが良いのですが、
デッキの動きを見たい、調整したい、このマッチアップの勝率を知りたい等の目的も絡んでくると効率が下がる為、
常にするべきではありません。その為、あえてそうゆう時間をつくるというものです。
本番と同じように時間を計り、テーブルと椅子を用意し、あまりお喋りせずにやるのがオススメです。

また、本、映画、テレビ等を見る時に、
見た後に第3者に内容を説明できるようにする事を常に意識するというのも有効です。
見た後で人に説明するとなると、要点を押さえるように見なければならないので、当然集中して見ます。
これが癖になってしまえば、マジックにおいても場の重要な情報を見落とすような事はかなり減ります。

集中力のトレーニングをする方法は他にも色々ありますが、いずれにしても短い期間で身に付くものではありません。
地道にじわじわ上げていくという感じです、頑張っていきましょう。

また、集中力の基本値には、普段の生活が大きく関わってきます。特に夜型の人は要注意です。
人間は、太陽の光をあまり浴びていないと色々と調子が悪くなってくるものですが、
集中力に関しても例外ではありません。
と、いうよりも体調が悪い状態だと集中力は下がってしまうものだと思います。
シーズン中は世界を回り、生活が不規則になりがちな僕はこの事を沢山体感しました。
練習期間中や試合前だけでも毎朝、散歩等をして太陽の光を浴びる事が有効です。

集中力切れ対策

どれだけ深く集中できるかだけじゃなく、
どれだけ集中力切れ状態にならずにプレイできるかという事が大事です。
全く集中できていない状態だとミスが頻発し、当然勝ちにくくなります。
そこで、自信を持って勧められるのが、自分流の集中しなおす行為を身につける事です。
齋藤スラップって聞いた事あります?
うるさくて迷惑がかかる(可能性がある)ので全くオススメできませんが、
僕は頬を強く叩く事で集中しなおしています。正直なところ、キャラだから続けているという側面もありますが(笑)
また、天井を見上げて深呼吸をするという事も、よくやっています。
これらには、1度盤面から目を離す事で盤面全体が広く見えるようになるというメリットもあります。
ラウンドの合間に外でする喫煙も、気持ちを切り替える上でかなり有効に働いていますが、当然オススメはしません。
老後に友達と、ティータイムにゆっくりとビンテージで遊べる可能性が下がります。
僕はしていませんが、体のどこかを思いっきりつねったり、
強烈な味のキャンディーを口に入れるのも良いかもしれません。チョコレートを食べると良いと聞いた事もあります。
とにかく、何でもいいので自分が集中し直す為の行為を身につけておく事を強くオススメします。

集中力が切れやすいのはどんな時か

いつ問題が発生しやすいかをしっかり認識しておく事で、対処はしやすくなります。

・勝った!と思ったその瞬間。
・ミスって負けた次のゲーム
・ミスって負けた次のラウンド。
・事故って負けた次のゲーム。
・事故って負けた次のラウンド。
・何かトラブルが起こった後。
・何らかの理由でイライラしている時。
・試合以外の事について考えている時。

こんな時は、集中力が切れてミスをしやすい。
これらのうちのいくつかに対して身に覚えはありませんか?
全部あったという人も少なくないのではないかと思います。

「あんなミスしたらマッチ負けて当然だよなー」

こんな言葉を良く聞きます、僕も以前は言っていました。
理論値だけで考えると、もしミスをして1ゲーム負けてしまったとしても、
そのゲーム分のマッチ勝率が下がるだけであり、絶対にその域を出ません。
ですが、実際にはそれ以上にマッチ勝率が下がってしまっている人が多いでしょう。
それは、ミスによる集中力の断絶により自ら期待値を下げてしまっているから。
「こんなミスやったんだから負けるだろうなー」
こういった考えは止めたほうが圧倒的に得です、止めたほうが勝ちに近づきます。
誰でもミスはします、とりあえず起こってしまった事は気にせずに、
自分流の集中しなおす行為で切り替えてみてはいかがでしょうか。

マジックは素晴らしいゲームです。
今のところ、僕は人生賭けちゃってます。
ですが、ミスって負けても死ぬわけじゃありません。
人様に迷惑がかかるわけでもありません。

少し肩の力を抜いて、前向きにいきましょう!

齋藤友晴より、世界中のマジックやってる兄弟達へ。

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